セラミック化シリコーンフォームによるEVバッテリー熱暴走対策
セラミック化シリコーンフォームによるセル間熱暴走対策 ― EVバッテリーの安全性を向上する高性能断熱ソリューション
EV(電気自動車)や蓄電システム(ESS)の高容量化・高出力化が進む中、リチウムイオン電池の熱暴走(Thermal Runaway)をいかに抑制するかは、バッテリー設計における最重要課題の一つとなっています。特に、異常発熱したセルから隣接セルへの熱伝播を抑えるセル間断熱材の性能は、バッテリーパック全体の安全性を左右する重要な要素です。
セラミック化シリコーンフォームは、柔軟性・電気絶縁性・難燃性・耐熱性を兼ね備えた次世代の熱遮断材料として注目されています。高温環境下では材料表面がセラミック層へと変化し、熱や火炎の拡散を効果的に抑制することで、セル間の熱暴走伝播リスクを低減します。
セラミック化シリコーンフォームが選ばれる理由
従来のマイカシート、セラミックファイバー、一般的なシリコーンフォームは、それぞれ断熱性能や機械特性に課題があり、設計上の制約となる場合があります。
一方、セラミック化シリコーンフォームは、通常時には優れたクッション性と圧縮復元性を維持し、熱暴走時には耐熱性の高いセラミック保護層を形成します。この特性により、熱伝播を遅延させ、バッテリーパックの安全マージンを向上させることが可能です。
セル間用途における主なメリット
- 熱暴走時の熱伝播を効果的に抑制
- 高電圧バッテリー向けの優れた電気絶縁性能
- セル膨張や振動を吸収する高いクッション性
- 低圧縮永久ひずみによる長期信頼性
- 軽量設計によるバッテリーの高エネルギー密度化に対応
- EV・ESSなど過酷な環境でも安定した性能を維持
設計時に確認すべき代表的な性能項目
| 評価項目 | 代表仕様 |
|---|---|
| 厚み | 用途に応じてカスタマイズ可能 |
| 使用温度範囲 | -40℃ ~ 200℃ |
| 難燃性能 | UL94 V-0対応 |
| 電気絶縁性 | 高絶縁耐力 |
| 圧縮永久ひずみ | 低圧縮永久ひずみ設計 |
| 高温特性 | 高温時にセラミック保護層を形成 |
TOUSEN セラミック化シリコーンフォーム
TOUSENのセラミック化シリコーンフォームは、EV用バッテリーパック、エネルギー貯蔵システム(ESS)、産業用リチウムイオン電池など、高い安全性が要求される用途向けに開発されています。
主な特長は以下のとおりです。
- 高温時にセラミック層を形成する独自技術
- 優れた熱暴走対策性能
- 高い電気絶縁性能
- 優れた圧縮復元性と耐久性
- 厚み・密度のカスタマイズに対応
製品の詳細はこちら:
//www.itousen.com/ceramicized-silicone-foam.html
まとめ
高エネルギー密度化が進むリチウムイオン電池では、セル間の熱遮断性能がこれまで以上に重要視されています。セラミック化シリコーンフォームは、断熱性、難燃性、電気絶縁性、クッション性を高いレベルで両立し、熱暴走の伝播抑制に貢献する先進的な材料です。EV、ESSをはじめとする次世代バッテリーシステムにおいて、信頼性と安全性を高める有力なソリューションとして期待されています。
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